「温泉に行きたいけど、どこがいいかな」と迷っているなら、ぜひ別府温泉をおすすめしたいです。日本一の湧出量を誇る別府は、温泉だけでなく「地獄めぐり」という唯一無二の観光体験ができる場所。コバルトブルーに輝く海地獄、真っ赤な血の池地獄など、自然が生み出した圧巻の景色に出会えます。
本記事では、初めて別府を訪れる方に向けて、地獄めぐりの効率的な回り方から、地元で愛される共同浴場、名物グルメまでを徹底解説します。「別府って地獄めぐりだけでしょ?」と思っている方にこそ読んでほしい、温泉の奥深さを感じられる内容になっています。
この記事を読み終える頃には、1泊2日で別府を満喫するための具体的なプランが頭に浮かんでいるはずです。週末のちょっとした旅行にも、長期休暇の温泉旅にも対応できる情報をまとめましたので、ぜひ最後までお付き合いください。
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1. 別府温泉とは|日本一の温泉郷を知る
源泉数・湧出量ともに日本一
別府温泉は、大分県別府市に位置する日本を代表する温泉地です。源泉数は約2,800か所、湧出量は1日約13万キロリットルと、どちらも日本一を誇ります。街のあちこちから湯けむりが立ち上る風景は、まさに「温泉の街」という言葉がぴったりです。
「別府八湯」という8つの温泉郷
別府温泉は、実は8つの温泉郷の総称です。別府、浜脇、観海寺、堀田、明礬、鉄輪、柴石、亀川の8エリアがあり、それぞれ泉質や雰囲気が異なります。観光の中心となるのは、地獄めぐりがある「鉄輪(かんなわ)温泉」と、レトロな共同浴場が点在する「別府温泉」エリアです。
温泉だけじゃない多彩な楽しみ方
別府の魅力は温泉だけではありません。温泉の蒸気で食材を蒸す「地獄蒸し」料理、大分名物の「とり天」、そして自然が生み出した絶景「地獄めぐり」など、五感すべてで楽しめる観光地です。
2. 地獄めぐり完全ガイド|7つの地獄を効率よく回る
地獄めぐりとは何か
「地獄めぐり」とは、別府に点在する7つの自然湧出の源泉を見学する観光です。「地獄」という名前は、熱湯や噴気が噴き出す様子が地獄のようだったことに由来します。海地獄、血の池地獄、龍巻地獄、白池地獄の4つは国の名勝に指定されており、その景観の美しさは折り紙付きです。
7つの地獄の特徴
鉄輪エリアには5つの地獄があります。コバルトブルーが美しい「海地獄」は、98度の熱湯が湧き出る別府最大の地獄。灰色の熱泥が沸騰する「鬼石坊主地獄」、6つの地獄釜がある「かまど地獄」、ワニを飼育している「鬼山地獄」、青白く静かな「白池地獄」と、それぞれ個性的です。亀川エリアには、日本最古の天然地獄「血の池地獄」と、一定間隔で熱湯を噴き上げる「龍巻地獄」があります。
チケットと所要時間
各地獄の入場料は500円ですが、7か所共通券なら2,400円とお得です。共通券は購入日から2日間有効なので、1日目と2日目に分けて回ることも可能。全部回ると約2〜2時間半かかりますが、写真を撮りながらゆっくり回るなら3時間程度みておくと安心です。
おすすめの回り方
効率よく回るなら、まず鉄輪エリアの5つを徒歩で巡り、その後バスで亀川エリアに移動するルートがおすすめです。具体的には、海地獄→鬼石坊主地獄→かまど地獄→鬼山地獄→白池地獄→血の池地獄→龍巻地獄の順番。鉄輪エリアの5つは半径500メートル以内に収まっているので、歩いて回れます。
3. 実際に入れるおすすめ温泉|地元に愛される名湯
竹瓦温泉|別府のシンボル的存在
別府駅から徒歩約10分の場所にある「竹瓦温泉」は、明治12年創業の歴史ある市営共同浴場です。唐破風造りの重厚な建物は、まるで映画のセットのよう。内湯は大人300円という驚きの価格で、源泉かけ流しの贅沢なお湯を楽しめます。名物の砂湯(1,500円)では、温泉で温められた砂に埋まる独特の体験ができます。営業時間は内湯が6時30分から22時30分、砂湯は8時から22時30分(最終受付21時30分)です。
鉄輪温泉の共同浴場
地獄めぐりの拠点となる鉄輪温泉にも、地元の方が通う共同浴場がいくつもあります。湯けむりが立ち込める路地を歩きながら、昔ながらの温泉情緒を感じられるエリアです。観光客向けの施設も充実しており、日帰り入浴できる旅館も多いので、地獄めぐりの合間に立ち寄ってみてください。
ひょうたん温泉|観光にも便利
「ひょうたん温泉」は、鉄輪温泉にある人気の日帰り入浴施設です。砂湯、蒸し湯、滝湯など多彩なお風呂を楽しめます。併設のレストランでは地獄蒸し料理も味わえるので、温泉とグルメを一度に楽しみたい方におすすめです。
4. 別府グルメ|温泉だけじゃない食の魅力
とり天|大分のソウルフード
大分県の名物といえば「とり天」。鶏肉を天ぷら粉で揚げたシンプルな料理ですが、サクサクの衣とジューシーな鶏肉の組み合わせは絶品です。ポン酢とからしをつけていただくのが大分流。とり天発祥の店として知られる「東洋軒」は、国産鶏と大分産の卵にこだわった本格派。別府駅周辺で食べるなら、地元の方に愛される「西野食堂」も穴場としておすすめです。
地獄蒸し|温泉の蒸気で調理する郷土料理
「地獄蒸し」は、温泉の噴気を利用して食材を蒸し上げる別府ならではの調理法です。野菜、魚介、卵など、なんでも蒸せるのが特徴。温泉の成分でほんのり塩味がつき、素材の旨みが引き出されます。「地獄蒸し工房 鉄輪」では、好きな食材を選んでセルフで蒸す体験ができます。初めての方は、定番の野菜セットや卵がおすすめです。
地獄蒸しプリン|別府スイーツの定番
明礬温泉にある「岡本屋」の地獄蒸しプリンは、昭和63年から変わらない製法で作られる別府の名物スイーツです。ビターなカラメルと濃厚なカスタードの組み合わせがクセになる味わい。店内で食べることも、お土産として持ち帰ることもできます。
5. 1泊2日モデルコース|効率よく別府を満喫
1日目:地獄めぐりとグルメを堪能
午前中に別府駅に到着したら、まずはバスで鉄輪温泉へ。地獄めぐり共通券を購入し、海地獄からスタートしましょう。5つの地獄を回ったら、「地獄蒸し工房 鉄輪」でランチ。自分で蒸した野菜や卵は格別の美味しさです。午後は亀川エリアに移動して血の池地獄と龍巻地獄を見学。夕方は鉄輪温泉の宿にチェックインして、温泉と夕食を楽しみましょう。
2日目:レトロな温泉街散策
2日目は少し早起きして、竹瓦温泉の朝風呂からスタート。6時30分から営業しているので、朝の静かな時間に歴史ある温泉を独り占めできるかもしれません。その後は別府駅周辺で「とり天」のランチ。時間があれば明礬温泉に足を延ばして、岡本屋の地獄蒸しプリンをお土産に。午後の便で帰路につきます。
時間に余裕があれば
もう少し時間があれば、別府ロープウェイで鶴見岳に登るのもおすすめです。山頂からは別府湾や九重連山を一望できます。また、由布院まで足を延ばすなら、亀の井バスの「ワイドフリー乗車券」を活用すると便利です。
6. アクセス・移動手段|別府への行き方
各地からのアクセス
東京からは飛行機が便利です。羽田空港から大分空港まで約1時間25分、LCCや早期予約を活用すれば片道8,000円程度から。大分空港から別府駅までは空港バスで約45分です。大阪からは新幹線で小倉まで行き、特急ソニックに乗り換えて約3時間半。フェリー「さんふらわあ」で夜行移動するという手もあります。福岡からは高速バスで約2時間、JR特急で約2時間と、日帰りも可能な距離です。
市内の移動は「MyべっぷFree」が便利
別府市内の移動には、亀の井バスの「MyべっぷFree」がおすすめです。1日乗り放題のミニフリー乗車券は900円で、別府市内の主要観光スポットをほぼカバー。地獄めぐりの共通券が1割引になる特典もついています。2日間使うなら1,500円の2日券がお得です。
レンタカーという選択肢
亀川エリアの地獄まで移動するのが面倒という方は、レンタカーも選択肢に入ります。ただし、地獄めぐり周辺は駐車場が混雑することもあるので、バスでのんびり移動する方がストレスフリーかもしれません。
7. まとめ|別府温泉で特別な体験を
別府は「見る・入る・食べる」が揃う温泉地
別府温泉の魅力は、地獄めぐりで自然の驚異を「見る」、名湯で温泉を「入る」、地獄蒸しやとり天を「食べる」という三拍子が揃っていることです。1泊2日あれば、これらすべてを体験できます。
季節を問わず楽しめる
温泉地なので、寒い冬はもちろん、夏でも楽しめるのが別府の良さ。地獄めぐりは屋外なので、暑い時期は朝や夕方に回るのがおすすめです。温泉は年中入れますし、地獄蒸しの熱々料理は季節を問わず美味しくいただけます。
次の旅行先は別府で決まり
日本一の温泉郷・別府には、まだまだ紹介しきれない魅力がたくさんあります。この記事を参考に、ぜひ自分だけの別府旅を計画してみてください。温泉の湯けむりと、地獄の絶景が、きっと素敵な思い出になるはずです。