新宿からロマンスカーでわずか85分。箱根は東京から最も手軽に行ける本格温泉地です。ただし「箱根温泉」とひと言で言っても、湯本・強羅・仙石原・芦ノ湖と性格の異なるエリアが20以上も点在し、初めての箱根旅行ではどこに泊まるべきか迷いがち。
実際に箱根を1泊2日で巡ってみると、1日目は湯本の食べ歩きと登山鉄道のスイッチバックに興奮し、2日目はロープウェイから見下ろす大涌谷の噴煙と芦ノ湖の絶景に息を呑みました。箱根フリーパス1枚で8つの乗り物を乗り継ぐ「箱根ゴールデンコース」は、まるでアトラクションを巡るような楽しさです。
この記事では、箱根1泊2日のモデルコースを具体的なタイムスケジュールと費用付きでご紹介します。初めての方でもこの通りに回れば、温泉・絶景・グルメを効率よく満喫できるはずです。
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1. 箱根へのアクセスと箱根フリーパス
箱根旅行の起点は新宿駅。小田急ロマンスカーに乗れば、箱根湯本まで乗り換えなしの約85分です。料金は乗車券1,110円+特急料金1,150円で片道約2,260円。2023年にリニューアルした車両は、展望席から流れる景色を楽しめます。
箱根観光の必須アイテムが「箱根フリーパス」(新宿発2日間7,100円)。登山電車・ケーブルカー・ロープウェイ・海賊船・バスなど8つの乗り物が乗り放題になり、彫刻の森美術館や強羅公園など約70施設の割引も付きます。箱根ゴールデンコースを1周するだけで元が取れるので、必ず購入しましょう。関東近郊の温泉旅行なら、草津温泉の観光完全ガイドもあわせてチェックしてみてください。
2. 1日目:箱根湯本〜強羅を満喫
箱根湯本で食べ歩きランチ
10時半に箱根湯本駅に到着したら、まずは駅前の温泉街へ。揚げたてのかまぼこ棒、ほくほくの箱根まんじゅう、名物・湯もちと、歩くだけでお腹がいっぱいになる食べ歩き天国です。ランチは駅徒歩3分の「直吉」で湯葉丼を。名水「姫の水」で作る組み上げ湯葉を、カツオ出汁でとじた優しい味わいは箱根ならではの一品です。
箱根登山鉄道で強羅へ
12時半、箱根登山鉄道に乗車。3回のスイッチバックを繰り返しながら標高差約400mを登る日本有数の山岳鉄道です。約40分の乗車中、車窓には渓谷美が広がります。6月中旬〜7月上旬なら沿線のあじさいが見頃で「あじさい電車」として大人気。
彫刻の森美術館でアートと足湯
13時15分、強羅駅から徒歩2分の彫刻の森美術館へ(入館料2,000円、フリーパスで割引あり)。7万㎡の広大な庭園に120点以上の彫刻が点在し、ピカソ館やステンドグラスの塔「幸せをよぶシンフォニー彫刻」は必見です。歩き疲れたら、源泉かけ流しの足湯で一休み。約1時間半でゆっくり見て回れます。

3. おすすめの温泉宿
15時、宿にチェックイン。箱根の宿はエリアごとに個性が異なります。目的に合った宿を選びましょう。
ホテル南風荘(箱根湯本)は、じゃらん箱根旅館売上ランキング1位の人気宿。アルカリ性単純泉の「美肌の湯」と、お部屋食プランが好評です。1泊2食付き1人13,200円〜とコスパも抜群(じゃらんnetで空室を確認)。
季の湯 雪月花(強羅)は、強羅駅徒歩1分の好立地。全室檜の露天風呂付きで、2つの源泉かけ流し大浴場での湯めぐりが楽しめます。炭火焼と創作和食の2つの食事処も魅力。1泊2食付き1人27,324円〜(じゃらんnetで空室を確認)。
のうのう箱根(強羅)は、全10室の隠れ家的旅館。強羅名物のにごり湯を貸切露天風呂で独り占めできる贅沢な宿です。1泊2食付き1人19,500円〜(じゃらんnetで空室を確認)。
4. 2日目:箱根ゴールデンコースで絶景めぐり
大涌谷の黒たまごと噴煙
9時にチェックアウトし、ケーブルカーとロープウェイを乗り継いで大涌谷へ。約3,000年前の噴火で生まれた荒涼とした谷に、もうもうと噴煙が立ち上る迫力の風景が広がります。名物の黒たまご(4個500円)は、源泉で茹でることで殻が真っ黒に。「1つ食べると寿命が7年延びる」という言い伝えもあり、お土産にも人気です。晴れた日には富士山の絶景も望めます。
海賊船で芦ノ湖クルーズ
10時半、ロープウェイで桃源台へ下り、海賊船に乗り換え。芦ノ湖を約30分かけて元箱根港へ向かいます。箱根フリーパスがあれば乗船無料。船上からは箱根神社の鳥居や、天気が良ければ富士山のパノラマが楽しめます。
箱根神社で開運祈願
11時半、元箱根港から徒歩10分の箱根神社へ。杉の巨木に囲まれた参道を歩き、本殿で開運祈願。芦ノ湖に浮かぶ赤い「平和の鳥居」はSNS映えスポットとして大人気です。参拝後は甘酒茶屋で江戸時代から続く名物の甘酒を味わうのもおすすめ。同じ神奈川県なら、鎌倉の日帰り観光コースと組み合わせた旅行プランも楽しめます。

5. 箱根のご当地グルメ
箱根には見逃せないグルメが点在しています。強羅の「田むら銀かつ亭」は、豆腐にひき肉を挟んで揚げた「豆腐かつ煮」が名物の行列店。11時台の早めの来店がおすすめです。宮ノ下の「渡邊ベーカリー」は1891年創業の老舗で、注文を受けてから焼き上げる温泉シチューパンが箱根の定番土産。箱根湯本駅近くの「ちもと」の湯もちは、柚子の香りがふわっと広がる上品な和菓子です。
6. 箱根1泊2日の費用まとめ
1名あたりの費用目安をまとめました。
交通費:箱根フリーパス(新宿発2日間)7,100円+ロマンスカー特急料金(往復)2,300円
観光:彫刻の森美術館2,000円+黒たまご500円
宿泊:13,200〜27,324円(1泊2食付き)
食事・お土産:約3,000〜5,000円
合計:約28,000〜44,000円。コスパ重視なら箱根湯本泊で約3万円、贅沢するなら強羅の露天風呂付き客室で約4.5万円が目安です。同じ予算で関東近郊の温泉旅行を検討するなら、日光1泊2日モデルコースもおすすめです。
まとめ
箱根1泊2日のモデルコースをご紹介しました。1日目は湯本の食べ歩きと登山鉄道、彫刻の森美術館を楽しみ、温泉宿でゆっくり。2日目は大涌谷・海賊船・箱根神社と箱根ゴールデンコースで絶景を満喫。フリーパス1枚で移動も観光もカバーできる手軽さが、箱根の最大の魅力です。四季折々の景色を楽しめるので、ぜひお気に入りの季節に訪れてみてください。
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